美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

10月29日の日録

【本日の所持金:50,203円】

生活困窮者です。


曽我大介/伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ

シンフォニア・タプカーラ - Wikipedia

曽我さんはそのうち聴く機会があれば聴いてみたいとは思っていたのだが、このシンフォニア・タプカーラを聴くかぎり、芥川也寸志さんと新交響楽団の演奏を非常によく研究していてびっくりした。

伊福部昭:管弦楽選集

伊福部昭:管弦楽選集

  • アーティスト:伊福部昭
  • 発売日: 1999/03/25
  • メディア: CD
 
伊福部昭の世界

伊福部昭の世界

 

石井真木さんあたりが作者である伊福部さんの意見を尊重し、泥臭く演奏するのが本式としてしまったきらいがあり、ベタ足でドンガシャやる演奏ばかりになってしまった。そのなかで初演者芥川さんの解釈をくんだ演奏は価値がある。とはいえ、いろいろと乱れている部分を聴くと、やっぱりこの曲は難曲なのだとつくづく感じる。

 

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D夫人のテレビ番組と、放送後のTwitterの発言が問題になっているらしい。

問題のTwitterを眺めるとわかるけれど、彼女はあくまでも自分の経験や見聞した範囲と前置きして、主張している。つまり、親に死なれ極貧の状況から15歳で女優デビューし、高校中退後高級クラブに勤め、児玉誉士夫に見出されスカルノの愛人として送り込まれ、最終的に第3夫人におさまった境遇が基準である。男を股にかけて身体を張ってのし上がった世界なのは容易に想像できることで、彼女の発想を常人と同じように考えることがむつかしい。実際に掻把術の失敗で愛人から正妻・2号に「昇格」できなかった女性も見てきたのだろう。子供が出来ても庶子扱いでカネだけ渡され「昇格」できなかった女性があまたいた古い時代の話で、これを現代の基準で判断するのはどうかしている。
上昇志向に似つかわしく元から気性は激しかったはずで、本人が自分より目下と考えている雑魚や砂利の言い分なぞ聞くわけがないのだ。

問題は、御齢80になる、のし上がった自らの成功体験がすべての高齢者を、話題作りと視聴率のために雇った放送局のほうにある。

彼女は自分の経験と見聞に基づいて話をしているわけで、医学の進歩で中絶手術の危険性が減り「掻把術を何回もやって癒着でも起こさないかぎり不妊の原因になることはない」と、若い医者に解説をさせたところで意味がないことは、放送局がいちばん気づいている。互いにとっての真実が異なるのだから、水掛け論にしかならない。

いまさら御齢80になる高齢者を非難しても、どうにもならない。むしろそれを視聴率を稼ぐための猛獣として陳列した放送局こそ、責められるべきだと思うのだが。

 

どうもまた隣国では元大統領の実刑判決が確定し、収監されるらしい。以前は後進国ゆえの政治的な混乱だと思っていたが、アメリカの選挙情勢や我が国のようわからん総理大臣とその取り巻きを眺めていると、じつは断罪して収監できるだけ、まだ隣国のほうが健全なのではないかと思えてきた。