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公民館に駐車させてもらい、樫ケ平(かしがひら)天満宮を訪問しました。
天満宮の正面右側に稲荷神社と「開大明神社」があり、そちらのほうが気になります。
江戸時代、江戸で商売繁盛の神様としてお稲荷さんが大増殖し、それにつられて各地の商人町でお稲荷さんが増えた経緯があります。おそらく神社数として日本一はお稲荷さんではないかと言われるゆえんなのですが、ここ妹川地区にお稲荷さんが多い理由は……。
今のところ、仮説として保食神の支配地だった可能性を考えているのですが、まったく資料漁りをしていない状況で、これ以上めったなことは言えません。
この神社には獅子回しの伝統があるそうです。菅公を祀る天満宮で獅子回しというのは、戦後の太宰府天満宮による「学問の神様」という売り込み方からは想像ができません。けれど、もともと菅公はは恨んで客死した鬼神そのものであり、いわゆる「祟り神」扱いだったわけで、風習が受け継がれている良い例と言えそうです。
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福岡県神社誌:下巻424頁
[社名(御祭神)]天満神社(菅原神)
[社格]無格社
[住所]浮羽郡姫治村大字妹川字東橿ヶ平
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.06.28訪問)