松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

9月27日の日録

【本日の所持金:38,064円】

生活困窮者です。

「神社めぐり」シリーズも当初は1日2社ずつ掲載していました。だんだん自転車や車で出かける範囲が遠くなり、1日2社では息切れするため、1日1社掲載となって現在に至っています。

9月26日に訪問した分で、来年1月1日掲載分までの題材を集めることができました。

なんと、2回目の元旦を迎えるのです。我ながら、良く続いたものだと驚きます。

というわけで、晴れの元旦掲載分はどこに行こうかと思案した結果、田川郡香春町鏡山地区の鏡山大神社を訪問することにしました。

5年ほど前に購入したこの本は、福岡県内を中心に神功皇后伝承を追ったもので、おそらく現在でも最も神功皇后伝承を網羅した、必携の一冊と言えます。ここで鏡山大神社が触れられており、鏡山という地名は知っていてもそこにそんな重要な古社があるとは知らない状態でしたので、いつか行ってみたいとは思っていました。

鏡山大神社・神功皇后は御霊を鏡に鎮めた : ひもろぎ逍遥

この本の元は、作者のブログで、基本的に書かれている内容の筋は一緒です。このブログを再読していて、どうも小倉に向かう途中にある「道の駅 香春」のすぐそばだということに気づきます。

……ええ、そんなほぼ素人が、こんな大それた企画を初めて2年目なのです。許してください。

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鏡山大神社と、河内王勾金陵墓参考地をまず訪問します。

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スポット | たがわネットDB

恋の里鏡山バレンタイン

奈良に都があった時代、天武天皇の孫といわれる河内王が大宰府の長官として赴任途中、鏡山に住む手持女王(たもちのおおきみ)と恋に落ち、死後この地に葬ってほしいという遺言に従い、造られた陵墓が今に伝わる河内王の墓です。

福岡県下唯一の一等陵墓参考地で、考古学的にも価値の高い古墳です。

残された手持女王は王を慕う歌を詠み、その歌は万葉集にも納められ今に伝わっています。女王の切ない想いは今もこの地に息づき、恋の成熟に大きな後押しをしてくれるという言い伝えがあり、知られざる恋人の聖地です。

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と、どうも「恋人の聖地」で売り出し中らしいのですが、さすがに日ごろは閑散としています。コンバインで稲刈りをする音を遠くに聴きながら、いろいろと思案します。

 

引き続き、これも神功皇后の聖跡地とされる「鏡が池」に向かいました。

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数台駐車できる駐車場があり、そこから個人宅を横切って、鏡が池に向かいます。どうやら個人の敷地のなかのようなのです。これは意外……。

障子ヶ岳 | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ

帰宅後、神社めぐりの感想をいろいろ考えてみたのですが、どうも障子ヶ岳に登ってみる必要があるのではないか?という結論に至りました。登山まで実施するかどうか、いまからもう少し思案します。

 

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そのまま帰宅してももったいないので、小倉まで足を伸ばします。

モンベル小倉店で、固形燃料のコンロとポットのセットを購入しました。

自転車で出かける距離もどんどん遠くなってきました。高低差のあるところは車で行くようにしているのですが、やっぱり小回りがきき、集落内をこまめに見て歩ける自転車が便利です。基本的に、朝出かけて昼には戻れる30km位のコースを設定するようにしています。しかし、これからはそうはいかないかもしれません。すると、自転車に積める携帯コンロなどが欲しくなります。べつにキャンプや登山に行くわけではありませんから、糧食のすべてをバッグに詰め込んでおく必要はありません。水も近くのコンビニで現地調達可能ですし、場合によっては水道を頼ることもできます。必要なのは、お湯を沸かしたり、温め直したりする機能のみです。

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さっそく、旅館の夕食でよく土鍋の下にあるメタノール固形燃料をひとつ置き、マッチで着火します。この固形燃料、枯木・枯葉に着火するときなどにも使えるため、ホームセンターで買って冷蔵庫に保管しているのです。

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ポットに400mlの水を入れておいたところ、約14分ほどで沸騰しました。さっそく、カップラーメン(サンポー高菜ラーメン)にお湯を注ぎ入れます。

モンベル | オンラインショップ | チタンボール・ディッシュセット

続いては純正のポットではなく、以前購入したモンベルのチタンボールを火に掛けて、紅茶のティーパックを煮だしていきます。

2分半ほどでカップ麺の中身をかき混ぜ、きちんと湯戻りしていることを確認しました。

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しばらくやっているうちに、火力的にフタがないと沸騰しにくいことに気づき、純正ポットにチタンボールの中身を移して、フタをしました。ほんの数分で、こちらも沸騰しました。

手元にあるのは、ナフコで買った30gの固形燃料なのですが、どうやら25分は火がもつようです。ちなみにエスビット社の純正固形燃料はメタノールを固形化したものではありません。従弟がキャンプで使っていたのですが、すすが多くてなにか薬品の匂いがするため、個人的には敬遠したいところです。

とりあえず今回は、手持ちの板を下敷きにしてみたのですが、30cmあり、さすがにこれをバッグに詰めて持ち運ぶわけにはいきません。コンパクトなまな板を買うか、この板を親戚宅で半分にカットしてもらう必要があるでしょうね……。

 

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小倉から戻る途中、ホームセンターで新しいホウキを買いました。ベランダや玄関を掃き出すときに使っていたものは、10年ですっかり先が削れています。ベランダも玄関もコンクリートなので、使っているうちに、次第に摩滅してなくなっていくのです。今回はもう200円ほど出して、合成繊維の穂先のものにしました。もう少し長持ちするでしょうか?