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多々連の天満宮は以前から地番など調べていたのですが、なかなか機会がなく、今回が初訪問です。この多々連地区が低地にあるなか、比較的まだ高めの場所を選んで神社を建てたのが認められます。ただ現地をみる限り、おそらく土地の高低より、集落の中心かどうかが、選定の基準だったのではないかと思えるのです。
福岡県神社誌にはほとんど記載がないため、現地の見た目に頼るほかありません。社殿の両脇に祠が一つずつあります。
これが福岡県神社誌に記載のある神明神社と天満宮でしょう。この天満宮が「天神」からの連想で大幡主を置き換えたものであるならば、天照大神こと卑弥呼と、大幡主を夫婦として祀るのが、元の祭祀であろうと予想できます。どの時点で御祭神が菅公に書き換えられたのか、いろいろ調べてみる必要がありそうです。
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福岡県神社誌:中巻31頁
[社名(御祭神)]天満宮(菅原神)
[社格]村社
[住所]朝倉郡大福村大字多々連字花畑
[境内社(御祭神)]天満宮(菅原神)、神明神社(天照大神)
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(2020.05.17訪問)