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以前から謎だった北辰社を訪問することができました。
現地を訪問してみると鳥居には北辰社とあるのに社殿の中には「白木大神」とある扁額がかかっています。福岡県神社誌を確認すると、御祭神はスサノオと大幡主(埴安命)とあり、白木大神について地元は博多のお櫛田さんとほぼ同様のとらえ方をしていたことがわかります。そしてなんといっても北辰社の「北辰」とは、大幡主の姉で、北辰妙見こと天之御中主(菊理姫命)のことであり、妙見信仰とも白山信仰ともつながっていることがわかるのです。
もう少し言えば、国津神の重要人物を祀る神社であり、広い意味で「出雲」ととらえても差し支えないでしょう。
北辰社そのものが下り宮となっているうえに、さらにその下には、素晴らしい水質の川が流れています。最初はてっきり水神様のたぐいかと考えていたのですが、もっと深い意味と信仰が隠されていました。
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福岡県神社誌:下巻410頁
[社名(御祭神)]白木神社(素戔嗚命、埴安命)
[社格]無格社
[住所]朝倉郡安川村大字甘水字深野
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.04.26訪問)