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ゼンリンには飯田天満宮とありますが、現地の鳥居は「産神社」です。
現地の銅板で出来た案内板によれば、約320年前に産土神社として創建されたとあります。しかも御祭神は、菅公、事代主(えびす様)、産土大神とされており、福岡県神社誌と異なっています。
社殿がふたつ並んでおり、正面左手は梅鉢紋の天満神社です。右手は輪宝紋であり、どうやらこれが崇徳天皇、つまり金刀比羅宮のようなのです。現地の案内板に在るのですから、事代主と産土大神の痕跡がどこかにないといけないのですが、どうもよくわかりません。
社殿向かって左手に、小さなお宮が別にあり、どうやらこれが水神様(高淤加美神、闇淤加美神)を祀るお宮のようです。なかを拝見する限り、どこか仏堂のような感じで、水神様のお宮とは思えませんでしたが……(記憶違いであればすみません)。
どうもこの神社も、いろいろなものが習合しているようで、それをひとまとめに「産土大神」「産神社」としているような感じをうけました。
しかし、「産土大神」と呼んで、誰を隠しているのでしょうか?
水神様や輪宝紋をみていると、豊玉彦ではないか?と思えてくるのですが……。
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[福岡県神社誌(抄)]中巻185頁
[社名(御祭神)]天満宮(菅原神、崇徳天皇)
[社格]村社
[住所]三井郡善導寺村大字飯田字東屋敷
[境内社(御祭神)]意加美神社(闇意加美神)
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(2020.04.04訪問)