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秩父最古の神社とされているとのことで、今回はじめて訪問してみました。
現地でまず驚いたのは、御神紋が橘紋です。秩父神社では現皇室とのつながりを示す菊紋や、徳川幕府造営を示す葵紋が大々的に使われていました。おかげでどうも豊玉彦との関連が分かり難かったのですが、ここで豊玉彦がもちいた橘紋を発見して、やっと納得することができました。
御神木の周囲に豊玉彦の別名 八大龍王の幟旗が多数立てられています。
しかも社名は今宮です。誰に対しての「今」か。秩父神社との関係を無視はできないでしょう。すると、豊玉彦(思兼命・八咫烏)への祭祀が先にあり、のちにあらためて、父 大幡主と伯母 天之御中主を祀る祖廟として秩父神社を作り直したという可能性も、あり得ます。
秩父神社とセットで考えると、その重要性がわかるのです。
このことから「今宮」のほうが、古い祭祀であろうと、おおよその見当がつきます。おそらく、社伝に嘘はありません。
(2020.03.26訪問)