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ゼンリンには若宮八幡宮とあるのに、現地の鳥居は天満宮です。これはどうしたものかと周囲を探すと、手水舎に扁額がほうり棄てられていました。どうやらこれが大正13年(1924年)に合祀された若宮社の残骸のようです。
若宮社と言えば、ずっと仁徳天皇をまず充てるものと考えてきましたが、この場合はどうでしょうか。
まず、歩いて10分ほどの安武町住吉に初代住吉大明神 鵜葺草葺不合命(うがやふきあえず)を祀る天満宮があり、その若宮は実子の安曇磯良となります。
また、近くに大善寺玉垂宮があることを考えれば、玉垂命と神功皇后の子である仁徳天皇(ほんらいの若宮)とも、玉垂命が別の女との間にもうけた坂本命とも考えられるのです。
どれが正解なのか、現時点では保留とさせていただきます。
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[福岡県神社誌(抄)]下巻24頁
[社名(御祭神)]天満神社(菅原神、仁徳天皇)
[社格]村社
[住所]三潴郡大善寺町大字中津字屋敷
[境内社]記載なし。
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(2020.02.15訪問)