美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

久留米市田主丸町菅原 天満神社(天満宮)


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 2月8日、最後に訪問した神社です。

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立派な奉納鳥居を眺めていると、昭和12年(1937年)南米帰国記念とあります。いまと違い船旅でしょうし、はるかに大変な旅だったはずです。旅の安全を感謝して、地元の神社に奉納するという習慣が、果たして現代にどれだけ残っているでしょうか。

福岡県神社誌では、境内社は2社となっています。実際に現地を訪問すると、仏堂あり石祠ありととても2つどころではありません。ざっと見ただけでも、正面の右手に天満宮があります。正面の左手には、まず仏堂があります。そして、福岡県神社誌では罔象女神(みずはのめ)を祀る徳満神社とされていますが、御神体は男にしか見えず、おそらくは海神 豊玉彦です。その横には、だいこく様として大己貴(大国主)が居ます。大己貴は罔象女神(みずはのめ)の兄弟であり、豊玉彦からみれば義理の兄弟となる関係です。

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福岡県立明善高等学校公式ウェブサイト

笹竜胆紋のある石祠があります。有馬の御殿様の紋章は、明善高校の校章みたいな笹竜胆を改変したもので、竜胆車紋と呼ばれます。有馬の御殿様に関係した人物が祀られているのでしょうか?他県では、大山祗の子 木花開耶姫を笹竜胆紋で祀る神社があるようです。そちらなのでしょうか?

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赤く塗られて一見お稲荷さんに見えますが、石祠には桜紋が見えます。大山祗(月読命)か、その娘 木花開耶姫か……。すでにこの日記の読者の方であれば説明不要でしょうが、大己貴(大国主)と木花開耶姫は兄弟であり、大山祗は二人の父親です。

ほかにも、正面向かって右手奥にえびす様(事代主)も祀られています。

境内の石祠やお宮をぐるりと眺めてみると、境内には大幡主(=博多のお櫛田さん。豊玉彦の父親)と大山祗の血縁者だらけなのがわかります。ここまでくると、今は天満宮で上書きされていますが、社殿ももともとは大幡主を祀る「天神社」だったのではないかとも思えるのです。

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[福岡県神社誌(抄)]中巻223頁
[社名(御祭神)]天満神社菅原道真
[社格]村社
[住所]浮羽郡柴刈村大字菅原字中鹿狩
[境内社]徳満神社(罔象女神)、天満神社菅原道真
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(2020.02.08訪問)