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福岡県神社誌では菅公を祀る天満宮とされています。赤貧が気になったのは境内の立派な「大行事社」で、英彦山信仰の痕跡がここに残っています。天之忍穂耳を奉斎する勢力が移り住み、この地に祭祀を持ち込んだということでしょう。もしかすると、菅公で上書きされるまえは高木神社だったのかもしれません。
福岡県神社誌に記載はありませんが、案内板から推測するに、岡田の老松神社の元宮だと思われます。もし仮に大行事社であったとしても、それは江戸時代よりもはるか前のことであったはずです。
筑紫野市吉木 高良神社(高羅宮) - 美風庵だより
社殿が覆屋でおおわれた鞘殿形式になっているところをみると、吉木の高良神社を思い出します。あそこは、表向き玉垂宮なのに、実態は英彦山という支配関係の移り変わりが気になる神社でした。ここもいわくがありそうです。資料を調べてみないとなんとも言えませんが……。
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[福岡県神社誌(抄)]中巻62頁
[社名(御祭神)]天満宮(菅原神)
[社格]村社
[住所]筑紫郡筑紫村大字下見字士嶋
[境内社(御祭神)]天満宮(菅原神)※誤記?
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(2020.01.21訪問)