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福岡県神社誌では、菅公を祀る神社とされていますが、戦後、圃場整備の都合で牽牛社が合祀されています。現地の真新しい案内板にも、そのことが記載されています。
最初、本殿の後ろにある祠がその牽牛社なのかと思って近づいてみたのですが、なかを拝見させていただくと、若宮とあります。犬飼神が若宮とは思えず、これが福岡県神社誌にある境内社 天満神社ではないかとおもいます。ここが若宮だとすれば、本殿にお祀りされているのは菅公の親でしょうか。それとも、本殿が菅公で、この若宮はその子息(菅原高視や菅三品)を祀っているのでしょうか?
犬飼神とは天之忍穂耳のことであると考えています。
そして、その相手である織女神は市杵嶋姫だと考えていました。中国の伝承と、親族である長髄彦(ながすねひこ)の反乱により高木大神から離縁を言い渡された市杵嶋姫を重ねたのが、七夕伝説であると理解していたのです。
ところが、このあと訪問した七夕神社(媛社神社)で、地元がどう理解していたかを知ることになります。
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[福岡県神社誌(抄)] 中巻205頁
[社名(御祭神)]老松神社(菅原神)
[社格]村社
[住所]三井郡御原村大字稲吉字村中
[境内社(御祭神)]天満神社
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(2019.10.26訪問)