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神社の裏手に、共同利用している農機具の倉庫がある神社ははじめてみました。
農機具倉庫の横がゲートボール場として整備されており、その横に集会所があります。いろいろなものが一か所に集まっている印象で、たんなる祭祀の場を超えた位置づけの場所のようです。
日吉神社なので大物主こと大山咋が中心となり祀られている神社のはずなのですが、福岡県神社誌に記載されている御祭神をみていると、不思議なことに気づきます。
この神社にはお祀りされていませんが、宝満宮の玉依姫からみると、
大物主(=大山咋)は夫です。
菊理姫(=天之御中主)はおばにあたります。
国狭槌命(=金山彦)と国常立命(=大幡主)は父系・母系の祖父にあたります。
応神天皇は、孫です。
お稲荷さんであり、外宮の神様である宇賀魂命こと、天細女(あめのうずめ)さん以外、大山咋の妃である玉依姫からみた縁故者のグループを形成しているのです。
(日吉神社って大山咋がメインじゃ……)と思いつつ退散したのですが、もう少しじっくりと考えてみる必要がありそうです。
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[福岡県神社誌(抄)] 中巻29頁
[社名(御祭神)]日吉神社(大物主命、国常立命、応神天皇、国狭槌命、菊理姫命、豊斟渟尊、宇賀魂命)
[住所]朝倉郡大福村大字石成字西
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2019.10.20訪問)