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福岡県神社誌には、天喜年中(1053年~1058年)に北野神社の末社として創建されたのとの記載があります。
久留米市北野町中 北野天満宮(上宮・下宮) - 美風庵だより
すでにこの日記で書いたとおり、北野天満宮は玉垂宮を菅公を祀る神社に上書きしたものですから、この神社も一度は天満宮で上書きされ、さらに八幡宮で上書きされて現在に至っていることがわかります。
社殿背後にあるお宮が境内社の天満神社かと思ったのですが、なかをのぞかせていただくと、どうやら仏堂のようです。
正面向かって右手にある石祠や石碑のなかに、どうやら天満神社があるようですが、よくわかりませんでした。水天宮と彫られた石碑が複数あることから、おそらく集落内のほかの場所に祀られていたものが、集められたのだと思います。
ただ、社殿の上に桃の飾り瓦が乗っていたりするところをみると、これはお寺ではなかったのか?という気もするのです。桃を子だくさんの祈願や魔よけ祈願の対象にする信仰がありました。寺の瓦によく乗っているのを目にします。
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[福岡県神社誌(抄)] 中巻168頁
[社名(御祭神)]八幡神社(応神天皇、武内宿禰、オオヒルメノムチ)
[社格]村社
[住所]三井郡大城村大字千代島字堂丁
[境内社(御祭神)」天満神社(菅原大神)
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(2019.10.13訪問)