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genbu.netlunabura.exblog.jp九州王朝説の支持者、宗像三女神の研究家をはじめ、とにかく神社について研究しているのであれば必ず足を運ぶべきとされる神社のひとつです。すでに大量の先行研究があり、赤貧がいまさら何を書くのか?とも思ったのですが「神社めぐり」シリーズをはじめた以上、一度は取り上げないと帳面が消えません。
赤貧が訪問するのは今回で2度目です。
はじめて訪問したのは、ホームページ「玄松子の記憶」で取り上げられているのを発見したときで、まだこのころはそこまで大注目の神社ではなかったと記憶しています。その後、複数のブロガーさんが取り上げるところとなり、いまや「聖地」のひとつとなりました。
今回、10年以上経っての再訪となり、神社が配布している由来書をじっくりと眺めることができました。
どうも現在の主張は、豊姫神社であるというだけでなく、もともとの高良下宮は我が社であるというもののようです。さすがにこれはむつかしい気がします。水沼君の本拠は三瀦郡や瀬高であり、大善寺玉垂宮から北上して高良山を本拠とし、さらに北上した先で高木大神(高皇産霊神)や大山祗(月読命)、大幡主と勢力圏が衝突したと考えるほうが、妥当だと思えるのです。
もし、神社の主張が正当であれば、応神天皇は、赤司八幡宮の前身である豊姫神社から宇佐八幡宮、石清水八幡宮ときて、ふたたび、赤司の地に戻ってきたことになります。
考えを整理できるほど理解もしていないのですが、少なくとも「豊比咩神社」の論社をひととおり列記して、今回は〆たいと思います。いずれもう少し理解がすすめば、なにか踏み込んだことが書けるようになるかもしれません。
(1)天満宮境内社豊姫神社 福岡県久留米市上津町字本山2077
(2)豊姫神社 福岡県久留米市北野町大城字大屋敷1115(「神社めぐり」シリーズで訪問済み)
(3)八幡神社 福岡県久留米市北野町赤司1765(この神社)
(4)豊姫神社(旧県社、戦後廃社) 福岡県久留米市御井町 現在は高良大社本殿に合祀
(5)宝満神社 福岡県みやま市高田町北新開270
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[福岡県神社誌(抄)] 中巻170頁
[社名(御祭神)]八幡神社(応神天皇、武内宿禰、住吉大神)
[社格]村社
[住所]三井郡大城村大字赤司字城小路
[境内社(御祭神)」大三輪神社(大己貴命)、天満神社(菅原大神)、水神社(罔象女神)、少彦名神社(少彦名命)、祗園社(素戔嗚男命)
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(2019.09.28訪問)