美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

朝倉郡筑前町畑嶋 天神社


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9月23日、最後に筑前町畑嶋地区の天神社を訪問しました。

この天神社を訪問してまず感じたのは、正面むかって右手に大日命(おそらく天照大神卑弥呼=オオヒルメノムチ)の祠があることです。

朝倉郡筑前町森山 天満宮(森山天満宮) - 美風庵だより

朝倉郡筑前町三牟田 天満宮(三牟田天満宮) - 美風庵だより

朝倉郡筑前町砥上 中津屋神社(砥上神社)再訪 - 美風庵だより

社殿の右手に天照大神が祀られているのは、筑前町三牟田の三牟田天満宮とも、筑前町砥上の砥上神社と同様の配置です。また、山王社と大神宮と違いますが、筑前町森山 森山天満宮でも見た光景です。

朝倉郡筑前町曽根田 大山祗神社 - 美風庵だより

この9月23日以外で訪問した神社でも、同じ筑前町曽根田の大山祗神社でも同様の配置でした。

どうもこの右手に大神宮や山王社があるというのが、なにか意味をもつようです。

もしかすると、右手にあるのが元宮であったりするのかもしれません。

扁額は「天神社」となっており、福岡県神社誌では埴安命、つまり大幡主を祀る神社のはずなのですが、御神牛像やウソ像といった、菅公に縁があるアイテムが境内に配置され、天満宮の様相を呈しています。

筑前町史」によれば、享保年間(1716年~1736年)に菅公を勧請したとありますので、地元の意識としてはメインは菅公を祀る神社として認識されているようです。
以前は田神社と称していたという記載もあり、大幡主を祀る田神社が、江戸時代になんらかの理由で、菅公を祀る天神社に上書きされたことがうかがえます。気になるのは同書の「産神と同様に祀る」の記述で、では産神はどこの神社なの?と考えてしまいます。
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[福岡県神社誌(抄)] 下巻409頁

[社名(御祭神)]田神社(埴安命)

[社格]無格社

[住所]朝倉郡夜須村大字畑島字山ノ口

[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2019.09.23訪問)