福岡県神社誌には、朝倉市大字金丸に2つの八幡神社があると記載されています。
神社誌に記載されている小字まで同一で、唯一の違いは、「武内大臣」となっているか「武内宿禰大臣」となっているかだけです。
これではまったく識別ができませんので、併せて両方とも紹介することにします。
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塗り直し補修されたカラフルな絵馬を眺めつつ、御神体を見ると、三つ巴紋の八幡神の両脇は、三つ盛亀甲に花菱紋の御神体です。ただでさえ夏場で汗だくなのに、驚きが過ぎてさらに過呼吸で死にそうになります。片方はおそらく大幡主で、もう片方はおそらく大己貴です。もともとの、大幡主ファミリーへの地元の祭祀があり、それが八幡宮で上書きされた姿が、この神社の真相のようです。
公式の記録と実際の祭祀が違うのはいくらでもありますが、しっかりと地元でほんらいの祭祀を守りつづけてきた姿を間近で見ると、それだけでも神社めぐりをしてきた甲斐があるというものです。
おもわず祝詞をあげ、しっかりと手をあわせてお参りさせていただきました。
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もう一方の八幡神社にもお参りさせていただきました。こちらは御神紋が胸に打たれていたりはしないものの、どの金色に塗られた御神体も、男にみえます。どうやらこちらも、実際の御祭神は違うようです。
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[福岡県神社誌(抄)] 下巻413頁
[社名(御祭神)]八幡神社(神功皇后、応神天皇、武内大臣)
[社格]無格社
[住所]朝倉郡蜷城村大字金丸字屋敷
[境内社(御祭神)]記載なし。
[社名(御祭神)]八幡神社(神功皇后、応神天皇、武内宿禰大臣)
[社格]無格社
[住所]朝倉郡蜷城村大字金丸字屋敷
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2019.09.11訪問)