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福岡県神社誌では、埴安命を祀る「田神社」とされていますが、現地に行くと「天神社」です。
ここから自転車で数分のところにある天満宮も「田神社」と記載されていましたので、記載の混乱がみられるようです。
御祭神が記載のとおりだとすると、埴安命こと大幡主(タノカンサー)が祀られているはずです。タノカンサーは、博多櫛田宮の御祭神でもあります。
拝殿内にあがらせてもらい、祝詞をあげてから、撮影したものです。御幣が3つあるので、ここには神様が3人います。大幡主のほかに、あと2人、誰かが祀られていることになるのです。あとの2人は、大山祇?大己貴(大国主)?事代主?それともオオヒルメノムチ(卑弥呼?天照大神?)と、いろいろと考えてしまいます。
大幡主はスサノオの日本帰還を支援し、山幸彦(猿田彦=五十猛命)を竜宮に3年かくまったこともあり、高木大神+天之忍穂耳グループの対極にあった勢力です(正確には、筑紫君+熊襲と天下三分だったわけですが)。やはり謎が多い……。
しかし、神様に「天候が荒れませんように」と祈願するのだから、人間が見えるほうに紙で貼るのはなんか違う気もするのですけどね……。たまに画鋲でピン止めして御神殿に貼ってあるのをみかけることがありますが、これ、目の前に「おい、やれ!」と突きつけているのといっしょですからね……。「失礼だ」と、誰もこれを止めないのでしょうか?
(2019.09.01訪問)