10月13日、神社めぐりの帰りにナフコで購入。600円ちょいでした。
先日の「新仙年香」と比べてもしっかりと香りがあります。懐かしい漢薬線香の香りです。
赤貧が子供のころ、実家の仏壇にあったのがこの仙年香でした。簡単に手に入るゆえに馬鹿にしているところもあったのですが、久しぶりに聞いてみると、やはり100年つづいたブランドだけのことはある、と感じ入りました。
ピュアな沈香の香りが一時期流行したけれど、漢薬主体の調香には、沈一味にはない深みがあります。ピュアな沈香の香りを楽しむなら、線香ではなく刻みをあぶったほうがはるかに良い香りを楽しめます。敢えて線香のかたちにこだわる必要はありません。
そう考えると、伝統的な漢薬線香も捨てたものじゃないと、感じます。ホームページを確認していると、仙年香に沈香を組み合わせた高級版があるようです。いずれ入手次第、こちらも試してみたいと思います。