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この神社を紹介するにあたり、まず、筑前町が作成した案内板をお読みいただきたいと思います。
この筑前町栗田地家にある老松宮こそ、秋月種実が安楽寺天満宮(現太宰府天満宮)の御神体を一時的にお祀りした場所だというのです。
すでに朝倉市下渕の老松神社を訪問したとき、同様の言い伝えを案内板で読んでいます。いったいどちらが本当なのでしょうか。このふたつの神社は、徒歩で5kmほどの距離があります。近いといえば近い距離ではあるものの、どうも関係がよくわかりません。
福岡県神社誌では、御祭神は菅公、吉祥女、紅梅とあります。紅梅とは飛梅のことでしょうか。京から梅が飛んできたので「飛梅」、松がそのあとを追ってやってきたから「追い松」。やがて「追い松」は「老松」と表記されるようになります。
菅公や菅公の部下を祀る神社が「老松宮」と名乗るのは、それゆえです。
社殿の鬼瓦や、お榊立てまで至るところに梅鉢紋が打たれています。本殿の背後に祠がありますが、御祭神がわかる手がかりがありませんでした。
鳥居をすぎて御神橋の両側に池があり、水神様か弁財天社があったのですが、鉄柵に囲まれており、近づくことができませんでした。
鴨ががあがあと鳴きながら池を散歩していました。
(2019.08.02訪問)