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社殿も鳥居も立派なもので、てっきり古くからある神社かと思ったのですが、創建は1843年とのこと。江戸末期です。
八剣神社、須佐神社、須賀神社、八坂神社と、明治になって「神社」になったとき、名称はいろいろとかわりましたが、みんなむかしは「祇園社」です。博多櫛田宮をはじめ、全国で最もスサノオさんのお祭りを派手に(血気盛んに?)やっているのは、福岡です。どうしてそうなのか謎でしたが、神社めぐりをするうちに、やはりスサノオさんの地元はこの福岡近辺なのではないか、と思うようになってきました。
八剣神社から2分も歩かない距離に、淡島大明神がお祀りされています。線香の匂いがするので(御堂で仏式でやっているのか……)と興味深くのぞきこんだところ、木瓜紋なので目が丸くなりました。
和歌山にある淡島神社は、事代主のほか神功皇后をお祀りしていることもあってか、御神紋は五三桐紋を使用しておられます。ここの淡島さまは、どうやら事代主だけのようです。
しかし、事代主はえびす様であり、少彦名命であるということを考えると、こんなにスマートな体つきなのか?という気もするのです。
事代主については、父親がよくわかりません。古事記ではカミムスビ(=大幡主)の子、日本書紀ではタカミムスビ(=高木大神)の子とされており、名前は似ていても縁もゆかりもない別人すぎて信じることができません。ただ、ぽっと出てきて大国主の右腕となり、全国津々浦々にえびす様としてお祀りされるところまで有名どころになったというのは、ただごとではないため、誰が親なのか、もっと調べないといけないとは思っているのですが。
(2019.07.28訪問)