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ふくれん甘木工場などの近くにある天満宮です。福岡県神社誌では無格社の項目に記載があり、祭神は菅公とされています。
拝殿は、地元の集会所兼用のもので、特段見るものはないかな……と思った次の瞬間、本殿の奥にも、もうひとつ祠があることに気づきました。
左側が境内の奥にある祠の御神像で、右側が本殿の様子です。
左は杓を持っていませんが、なんとなく菅公にみえます。右は祠には梅鉢紋がありますが、なかの御神像が菅公というよりなにかの仏像にみえるのは、私だけではないでしょう。
どうやら、天満宮という名前はカモフラージュのようです。上書きされる前のこの仏像っぽい神様は、いったい誰がお祀りされているのでしょうか?
通りすがりの第一村人が居たらお尋ねできるのですが、雨の日にのこのこ通るひともおらず、現地聞き取りがかないませんでした。
ただ、一点気になるのは、祠の足元が玉石で基礎を組んでいることで、筑紫君(玉垂命)関係者か、熊襲関係者あたりが御祭神では……。
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この地を代々治めていた大庄屋 山部家の屋敷跡の石碑があり、どうやらその山部家の分家筋と、集落にいま居住しているひとたちの奉斎が行われている場所のようです。
地蔵堂には五枚笹紋がついていますので、山部家の家紋は笹紋であったようです。
笹紋は、大己貴が大国主になるまえに使用していた紋のひとつです。以前、愛知県一宮市の真清田神社を訪問した時にも九枚笹紋をみかけて驚きましたが、どうやら山部家も、大己貴に関係がある一族だったのでしょうか?
(2019.07.20訪問)