美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

広島市東区二葉の里 広島東照宮


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赤貧は意外と東照宮に縁がありません。

東武特急スペーシアがデビューした平成になってすぐのころ、登場して何年かのち一度だけ、乗りたいので乗ってみたことがありました。そのとき、途中下車して野岩鉄道から会津方面に抜けてしまったため、実質的にはかすりもしていません。

境内社東照宮は、各地でみかければ手をあわせることがありましたが、大きな単独で建っている東照宮は、もしかすると初めてかもしれません。

広島駅の改札を出て、地図で見当をつけて歩きはじめると、数分で立派な参道に到着しました。

東照宮本体はそこまで大きな神社ではありませんが、付帯する建物、唐門や翼廊、境内社がみっちりと建っており、なかなか壮観です。

御祭神は案内板によれば「源家康」とあります。は?徳川家康公でしょ?と一瞬考えましたが、家康公は源氏長者として征夷大将軍宣下をうけたわけで、この書き方が正しいのです。

本殿裏にまわるとお稲荷さんや福禄寿がありました。

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階段をあがると、金光稲荷神社があります。

じつは千本鳥居はさらに山上まで伸びているのですが、暑いなか登る気力もなく、訪問は寒い時期に譲ることにしました。なにせ最初に訪問したこの東照宮の時点で、持参したタオルが絞れるくらい汗かいてますので……。

本家の東照宮に行ったことはありませんが、ここまでお稲荷さんだらけということはないでしょう。……と考えていたら、ふと、思い出すことがありました。いまの日光東照宮は、もとは二荒山神社輪王寺まで含めた一大聖地として整備されていたわけで、いろいろな信仰のなかに、家康公を中心として据えることに意味があったわけです。

稲荷神社の御祭神はウカノミタマ(稲魂神)であり、豊受姫であり、卑弥呼の後継者トヨでもあります。それを従えるのは、ほんらいであれば内宮ですが、ここでは東照宮なのです。

最近まで赤貧も、どうして大きい神社は片っ端からお稲荷さんが境内にあるのか謎でしたが、内宮=外宮の関係になぞらえて神様の格を高くみせるために存在している面があることに、やっと気づいてきました。外宮が盛大であればあるほど、内宮の価値もあがるわけで、千本鳥居の立ち並ぶ姿が立派である必要があったわけです。
(2019.07.12訪問)