松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

あんこづくり。

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お盆なので団子をつくらないといけません。
実家にいるころはぼたもちをつくっていたのですが、いまの家にあるのは神棚だけですから、ぼたもちをお供えすると大きすぎるのです。
 
むかしはコトコトと鍋で煮ないといけませんでしたが、炊飯器を使うようになってからは、ずっと楽になりました。
 
まず、乾燥した状態の小豆を洗って汚れをとり、そのまま炊飯器に入れます。吹きこぼれない程度に釜に水を加えて、「炊飯」ボタンを押します。
 
「炊飯」が「保温」に切り替わったら、すぐフタをあけて炊飯釜を取り出します。ザルにあげて小豆だけ残し、煮汁は捨てます。
 
炊飯釜に小豆を戻し、水を加えます。いったん冷めるまでこのまま放置します。
 
再度、炊飯器にかけ、「炊飯」ボタンを押します。今度も、水の量は吹きこぼれない程度にします。
 
「保温」になったら、再度、ザルにあげて、煮汁を切ります。
 
煮汁を切ったらふたたび炊飯釜に戻して、砂糖を加えてしゃもじで練っていきます。出来れば砂糖ばかりではなく、黒糖やザラメ、はちみつなどを少量加えます。
ほぼ練りあがった時点で、ほんの少量だけ塩を加えます。
 
出来上がったら、タッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
 
団子は、普段食べているお米ともち米を1:1で混ぜて炊き、手でつぶして団子にします。
うるち米ともち米を1:1で混ぜてつくるのがぼたもちで、もち米をつかわないのがおはぎだと聞いたのですが、どこまでほんとうかはわかりません。
個人でつくるものはトレハロースなどの多糖類を添加して保水力を高めたりはしないので、1日もすると水分がぬけてかたくなります。お供え分だけ残して、のこりは親戚の家に持ち込みました。
 
あんこについては、粒が残っているほうがよいというかたもおられると思います。粒があったほうがよいかたは、2回目の「炊飯」後、炊飯釜を流しに置いて、ゆっくりと上から流水を加えて少しずつ温度を下げていきます。すると、いちど煮えて膨らんだ豆が締まります。
締まった小豆を、今度は鍋に入れて、砂糖や黒糖、はちみつを加えて丁寧に潰さないようにゆすりながら味を絡めていきます。最後に塩を加えるのだけは変わりません。
 
個人的には、もともと「こしあん」派なので、そこまでして粒を残したいとは思いませんが……。
(2019.08.13記述)