美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

嘉麻市桑野 高木神社


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この高木神社の正式な参道は、桑野公民館から百段以上の石段を登るルートですが、とてもそんな体力を使う真似はできません。今回は、その石段ができる前の、神有集落からの道で神社に入ります。

この神社、googleマップで登録申請したのですがなかなか保留解除されません。今回は場所を、ゼンリンの「いつもナビ」の地図画面で紹介します。
鳥居が参道の入り口に一つずつ建っており、大きめの神社にあるような「二の鳥居」「三の鳥居」といった風情はありません。鳥居を過ぎたあとも延々と突き固められた未舗装の道を延々と歩いていると、ふと神社が目の前に現れるような感じです。

どこまでも歩いていくような感覚は、ちょっとした異空間への誘いといった雰囲気があります。この感覚は、都市部の神社ではまず味わえません。

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本殿の左右に、須賀神社と石坂神社があります。赤貧は石坂神社というのをここでしか見たことがありません。福岡県神社誌を確認しても、記載はあるけれど御祭神名は触れられていないので、たぶん誰かわからなくなっている可能性があります。

赤貧が以前から考えているのは、まずひとつ目は、この神社がある嘉麻市桑野の神有集落付近にイシザカという小字があります。そこに3つ石がお祀りされている祠があり、それとの関連です。つまり、土着神の可能性があります。

もうひとつは、「石坂」ではなく「磐坂」ではないかというもの。

本殿をはさんで反対側にスサノオを祀る須賀神社があります。

磐坂神社

スサノオクシナダヒメのあいだの子に、磐坂日子命がいます。彼を祀る神社は島根県松江市に集中しており、それ以外の地域ではお目にかかりません。

その息子にナガスネヒコがいます。そう、神武東征で皇室に公然と歯向かった男です。

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あまり整理されていない石坂神社には4つの御神体がありますが、中央の2体だけは、完全に別格です。いくらなんでもナガスネヒコがこんなところに居るわけがない?とも思うのですが、このかたはいったい、誰なのでしょうか。

 

話をもとに戻すと、この高木神社の御祭神はタカミムスビさんのみであり、英彦山とのつながりがつよい地域です。ほんとうは違う神社(神職)の兼務社なのですが、その神職を差し置いて英彦山から神職がやってきて奉仕をしたのをみたことがあります。


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この高木神社から車で10分ほどの、同じ桑野の普門寺集落にも高木神社があります。子供のころ、上宮と下宮だと言われました。普門寺集落は、飯塚・大隈側からみると桑野地区の入口に相当します(江戸時代に国道211号はありません)。英彦山領から秋月藩領となったあとも、熱心な信仰が残っていたということでしょうか。

ただ、それにしても石坂神社の謎は、残ります。

(2019.07.07訪問)