松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

ビジネスホテルに連泊してみて

13日から17日にかけて、名古屋に行きました。

鉢植えを並べるようになってから4連泊した記憶がありません。最初はどうなることかと思いましたが、コインランドリーで交互に洗濯・乾燥していれば、至ってふつうに過ごせました。

かりに毎日会う相手であれば、ababと2セットを着回しているのに気づかれるのでしょうが、旅先でそんなことはまず考えられませんから、気楽なものです。

それにしても20年前に比べると、いまのビジネスホテルは、はるかに進化しています。3点ユニットなのは相変わらずですが、バスタブが大きくなり、お湯も張りやすくなりました。シャワーで身体を洗い流したら、湯船を張って入浴剤でいれてつかります。意外とくつろげるのです。

問題というか、値段を考えると仕方がないのでしょうが、外付キーボードを使うための机が新しいホテルほど、小さくなってきているのは気のせいではないでしょう。タブレットが増えてパソコンを持ち歩かなくなっているというのもあるのでしょうが、どうも机が狭すぎていけません。テレビだったり、スマホの貸し出しだったり、次々に新しいものに対応しなければいけないため、ホテルに戻ってシャワーを浴びて湯船につかり、帰りにコンビニで買ってきたお菓子をつまみながら、キーボードで文章を作成する場所が、ほとんどありません。

そして、邪魔だからと他の場所に動かしておくと、必ず清掃の方が元の配置にしっかりと戻してくれます。親切というか、なんというか。

17日は12時半すぎに福岡空港に到着し、高速バスで帰宅しました。

帰り着いて荷物を置いたら、まず、鉢植えの様子を確認します。給水グッズの効果は抜群だったようで、鉢が乾ききって風で倒れているようなことはまずありませんでした。最初はどうなるかと思いましたが、意外とやってくれました。

また夏場に出かけるときは、購入してみてもよいかもしれません。

しかし。どんなふかふかのベッドよりも、置き畳のうえに布団を敷いたかたい寝床のほうが、はるかにぐっすり眠れるというのは……やはり根っからの貧乏人なのでしょう。赤貧(せきひん)と名乗りだしてしばらく経ちますが、どうも貧乏とともに歩む人生から脱却できそうにはありません。