美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

創立20周年「プレコンサート」

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ずっとこのコンサートホールには来たことがないと思い込んでいました。
午前中に神社めぐりをしました。それから栄で地下鉄を下車し、愛知県芸術劇場に向けて歩き出してからも、隣の人工地盤でできた公園といい、どこから入るのかわからない立派な建物といい、愛知県はすごいと漠然と考えながら、なかに入ります。
コンサートホールに着席して、まだ朝比奈隆さんが存命のころ、いちどだけ来たことがあると、天井を見て、思い出しました。
 
6月16日、中部フィルの演奏会を聴きました。

中部フィル第55回定期演奏会「秋山和慶のブラームス・ツィクルスⅠ」 - 美風庵だより

この日記を書くにあたり過去の日記を調べ、秋山さんでブラームス交響曲第1番を聴いたのが、もう2年前だったと気づいて、びっくりしました。このときのブラームスは、自主製作盤のCDになりました。赤貧も1枚購入して、時々聴きかえしていました。2009年に東響と演奏したものも良かったのですが、ずっとこちらのほうが熱気があります。
その再演ですから、期待するなというほうが、無理というものです。
今回は、前回よりもさらに良かったと思います。はじまったら最後まで、ただ、じっと聴いて、余計なことを考える余裕はありません。耳を向けながら、前回よりもさらに作りこまれた世界を、堪能するだけです。2年で、中部フィルはまたさらに一皮むけた気がします。
それにしても、2017年から2018年にかけてのブラームスチクルスのうち、CD化したのが1番のみ、ストリーミング配信は2番のみという状況なのは残念です。3番、4番、協奏曲含めた全集をぜひ、CDでもダウンロード販売でもよいのでやってほしいと思います。
前半の前橋さんのベートーベンのヴァイオリン協奏曲を聴きながら、やはりベートベンは何度聴いても難しいなと思ってしまいます。ブラームスマーラーは感じるままに聴き、それをあとから楽譜を眺めながらイメージを補正していくようなところがあります。ベートーベンは、そもそも最初のとっかかりで突き放されることが多く、難渋します。若いころはそれでもわかったふりをして演奏会の感想を書いていたのですが、もう若くもないし、恥をかくのも恐ろしくない年齢になってしまいました。
バッハは曲が一曲終わるたびに軽く拍手が起きていました。心情としてはわかります。G線上のアリアは、やっぱりいつ聴いても美しいです。
次回の秋山さん詣では、7月12日の広響定期になる予定です。
中部フィルを次に聴くのは、11月10日の定期の予定です。
昨年はかなり出歩いてしまったので、セーブ気味にしなければ……。


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2019 | 中部フィルハーモニー交響楽団

創立20周年「プレコンサート」 秋山のドイツ3大B名曲コンサート
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
指揮:秋山和慶
ヴァイオリン:前橋汀子
プログラム
J.S.バッハ管弦楽組曲第3番
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
ブラームス交響曲第1番ハ短調 作品68
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(2019.06.16訪問)