松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「あの会社はこうして潰れた」

あの会社はこうして潰れた

あの会社はこうして潰れた

 

 赤貧です。
ある雑誌の記事を読んでいて、某社が倒産した経緯と理由を知りたくなり購入しました。その某社以外についても書かれており、おカネがなくなったから倒産するという結末はいっしょでも、そこに至る過程はいろいろとあるのだとあらためて感じます。
いちばん驚いたのは、ある金融機関から「倒産を経験していない若手支店長」への講習依頼が著者のところにあるという部分でした。赤貧が学生のころ、日本には零細企業含めて法人が700万社と言われていた記憶があります。いま、400万社と言われていますから、半分くらいになっているわけです。そのなかには赤貧の個人事務所のような休業中で税金だけ納めて放置しっぱなしのところもあるわけですから、活動している法人なんてどのくらいなのでしょうか。
しかし、世の中には不正(着服)をはたらいた部長をそのまま雇いつづけつつ、金融機関に負債の棒引きを要請するような会社があったりするんですね……。世間はひろいものです。