美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

29年2月の生酒

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2年前に「城島酒蔵びらき」で購入し、冷蔵庫で寝かせっぱなしだった生酒を、開封しました。まず、最初の一口目は、神棚にお供えします。
試しに冷蔵庫から出してそのままの状態でひとくち口に含むと、やたらと酸味がつよいのに驚きました。生酒のもつ香りの後ろに、かなりつよい老ね香があり、火入れしていない酒の宿命ではあるものの、少々ながく放置しすぎたと残念な気分です。
ただ、燗をするとじわりとはらわたに染み渡る美味さがあって、老ね香も気にならなくなります。生原酒は酒そのものが美味いので、どういう肴でも合います。そのなかでも出来れば燗酒にして、焼いた魚介類を合わせると最高です。
ほんとうはこの時期だと、真竹や淡竹のタケノコと鶏もも肉をたっぷりの鰹節と昆布で煮つけにすると、燗酒によく合って美味なのですが、以前とちがいよいものがとれる場所がなかなかありません。あと、名前は知りませんが秋にとれるタケノコがあります。以前は親戚の家にあったのですが、大雨で山肌が崩れたおりに、丸ごとなくなりました。あれも時期を間違えなければ肉厚でたいへん美味しいものでした。
手に入りにくくなったものほど、どうも欲しくなるようです。