松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

田中絹代ぶんか館

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16日、末廣稲荷を訪ねたあと、そこから徒歩数分で「田中絹代ぶんか館」というところがあるのに気づいたので、入ってみることにしました。
 
赤貧は、田中絹代さんについての知識はほとんどありません。

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1992年に音楽之友社から出版された「伊福部昭の宇宙」というアンソロジーがあります。まだ天神コア紀伊国屋書店があったころに買い求めたもので、赤貧が伊福部昭さんについて知るきっかけとなった、大事な本です。複数の著者が、芸術音楽、教育者、映画音楽といった様々な面からの批評を書き、まとめたもので、そのなかに「サンダカン八番娼館 望郷」という映画作品の紹介があります。ここに「往年の大女優田中絹代」と書かれていたので「田中絹代というひとは往年の大女優らしい」と記憶したのが、最初です。
その後赤貧も齢をかさね、むかしの映画を観る機会にも何度か恵まれました。そのころになってやっと「むかしこういうひとがいた」と気づいたくらいです。

いまはyoutubeという便利なものがあるので往年の大女優の活躍も簡単にさわりを知ることができます。「西鶴一代女」を観ると、そのすごさがわかります。