松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

選挙も終わり

赤貧です。市議選も終わって町内会はじめ周囲も落ち着き、平常な生活に戻りました。
むろん現在の立場では選挙にかかわるわけにはいかないのですが、選挙にかかわっているひとたちがとにかく用件があっても都合よくつかまらないので、平常運転がなかなか出来ませんでした。
赤貧も数年前市議選に立候補しないかと誘われたことがあります。
その件をはじめ、「もしかすると違う人生でも食いっぱぐれずにすむのではないか」と思わせることがいくつかあり、いじめられつづけてもしゃくなので前の職場を出て行った経緯があります。
おかげで個人事務所で新しいひとと顔見知りになることが出来ましたし、徒歩圏内に残業の少ない仕事場にありつくことも出来ました。捨てる神があれば拾う神があったわけで、人生はわからないものだと思います。
市議選に誘われていたころ、自分から出たいので推薦が欲しいと運動しているひとが数人居ました。赤貧の知る範囲でも(a)公務員OB(b)元高校教師(c)NPOの活動家(d)元職の4名がいたのですが、借金問題を抱えていて敬遠されたり、他の支持基盤の活動を優先するのではないかと疑われていたりして見解が四分五裂していました。
そこにポロっと出てきたのが赤貧の話だったわけです。
引っ越してきて数年はもっと一枚岩なのかと思っていた世界が、どうもそうではないと気づいたのがこの渦中で、要は一部の人間が掌握しているから一枚岩っぽく見えただけで、少し世代が下がると四分五裂で収拾つかない世界でした。そういうのに巻き込まれてもしょうがないので、上手に回避してきたというのが現実です。
まぁ、ほかでお給料がもらえるうちはほかで働いて、こういう4年ごとに免許更新が必要な仕事でもしないとおぜぜ(おかね)がいただけない年齢になったときに、考えれば充分です。公然とこういう言いかたをすると、たまに「地域に貢献しようとか、もっと役に立とうとか、そういう心構えないんですか!よくないです!」と説教してくるかたが居ます。
できれば吹きさらしで矢面に立つような仕事はしたくないし、いまのような状況はほんとうにありがたいのですけどね……。
いよいよ食い詰めればもう少し働かないといけないのでしょうが。