21日、住吉神社に行きました。知人の事務所周辺を2時間ほど歩いたのですが、12時きっかりに戻ってみると、快気の報告がてら、住吉神社に向かうとのことで、車に同乗させていただきました。
長府の忌宮神社は、いまもよく立ち寄るのですが、住吉神社にお参りするのは……どれくらいぶりでしょうか。
拝殿の向こうに5連の流造の社殿があり、その豪勢さから国宝に指定されています。この特徴あるつくりは、いちどは見ておきたいものです。
……しかし、足が遠のいた理由は……なんだったか……。
50円玉を賽銭箱に入れて拝みながら、以前、御神札をいただこうとしたところ、どうしても神宮大麻とセットじゃないと授与しないと神職が言い張るので、気分がわるくなり二度と来るかとおもったのがきっかけだと思い出しました。
「地元の神社で神宮大麻はいただく。地元でない神社で神宮大麻を授与されても困る。それは神社本庁の指導か?おたくの方針か?」と、だいぶやりあいました。ここまでアタマごなしに押し付けてくる神社は後にも先にもここしか経験がなく(ふつうは旅の者なので神宮大麻は地元でうけると言えば引き下がります)、すごいところがあったものだと呆れもしました。
逆の立場になってみると、神宮大麻が売れれば一部は売った神社に戻ってきますから(このあたり赤い羽根の共同募金と似ています)、セット販売だと儲かるわけです。
それに、神宮大麻がよく出たほうが、本庁に顔もたちます。
あれで近づく気がしなくなったわけですが、奉仕する人はともかく、建物と御神域は見るべきものがある場所です。
御神木の楠は、中が空洞になっており、全体として根上りにもなっていてなかなかすごいものです。本殿とおなじように、手を合わせます。
池のなかにある厳島社で、鳩に手を差し出すと赤貧の手のひらをつついてくれました。
赤貧にとってあまり印象のよいところではありませんが、知人はここの境内の雰囲気が好きだというので、おそらく人それぞれなのでしょう。