美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

「魏」という文字

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孫過庭の「書譜」を見ながら字のけいこをしています。
草書なんて普段書かないのだからべつによいではないか、という意見もあろうかと思います。しかし、実際に字のけいこをするとわかりますが、草書と仮名をやらないと、腕のうごきがすっかりかたくなってしまうのです。使う脳と筋肉が違うといった印象です。
「魏」という、現代日本では三国志ファン以外にはまず関係ないだろう漢字があります。これがまた見事に難しい。松本芳翠先生の手本を見ても皆目書き方がわからないので、天来書院から出ている臨書手本の骨書きを参考にします。
試しにこのとおりボールペンで書くとなんとかうまくいくのに、筆になった途端、まったく腕が回りません。さいきん、いろいろかまけてまともに字のけいこをやっていませんでしたからね……。がんばらねば。
むかし祖母から「どんなに学歴がよくても字が汚ければ馬鹿にされる。どんなに学歴がなくても字がきれいだとそれだけで一目おかれる。あんたは馬鹿なのだから、せめて字くらいは書けるようになりなさい」と常々言われていたのを思い出し、数年前に思い立ってはじめてみたのですが、なかなかうまくなりません。駄目ですね……。