松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

世間しらずの親と被害者の子供

この件で保護者がいかにも被害者だと訴えているのはおかしい気がします。14歳の娘が居る母親なら、いくらなんでも30歳より手前ということはないでしょう。それなりに学校にも行き、社会経験も積んできているはずです。赤貧が20年前、インターネットを使い始めたころから、いったいどれだけの「炎上事件」があったでしょうか。
インターネットの世界は、現実社会などと違い歯止めがききません。個人が思ったことを自由に発言し、それは時として誤った方向へ誘導されることもあり、過剰な攻撃となることもあります。
それは判ったうえで使うのがインターネットの世界であって、出る杭は打たれる世界だと本人にきちんと説明せず、いきなり放り出した保護者に問題があるのです。
それを棚に上げて、世間を非難……どうしたものでしょうか。こういう世間知らずの保護者を持った子供がいちばん可哀想な話で、それ以上でもそれ以下でもありません。

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www.huffingtonpost.jp

(略)
──署名活動をめぐり、Twitterなどでは批判的なコメントが相次いでいます。

生徒 ネットでひどいことを言われて悔しいです。根拠がないネットの言葉を信じ込んでしまう人が多いんだな、と思いました。

母親 驚いています。何も悪いことをしてないないのに。ネットでの攻撃はまるで「黙れ」と言われているようです。

──あなたが実は存在しないとか、お母さんがなりすましているなど、疑う人も多いです。

生徒 ちゃんといます。信じてくれない人がたくさんいて悲しいです。子どもが何か意見しちゃいけないんだという偏見が(日本には)すごくあると感じました。
(略)
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子供だから意見をしてはいけないということではありません。子供でも意見はしてよいのです。問題は、17,000人の賛同を得たことをしっかりと保護者が教育せず、批判に目を向けていること。なにをやっても批判されるのがこの世の中です。世知辛さに耐えられないのであれば、何かやろうとするのを止めるのも保護者の役目。この保護者はいったいなにをやっているのでしょうか。

17,000人が賛同してくれたのだから、それだけの仲間がいることをまず、教えてあげないといけません。「居て当たり前」では、そんな教育を受けた子供が可哀想です。