美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

講演会にて

3日、現在の勤務先主催の講演会で、講演者(大分県某市の市長さん)と同行のかたに珈琲を出していました。ひごろ珈琲をのまない赤貧は、べつにインスタントでもいいじゃないかと思っていたのですが、わざわざコーヒーフィルターとドリッパーをほかのかたが持参されてきたので、それを使うことにしました。
お湯はぐつぐつと沸かして、粉は多めに入れて、まず軽くお湯をかけて湿らせ、時間をおいて少しずつ掛けいれながら、サーバーに珈琲がたまるのを待つ。と、ふつうに実行していたところ横で見ていた女性から「上手いですね」と言われました。
どうもエスプレッソマシンにお任せで自分で珈琲を淹れたことがないらしい。

考えてみればこの女性、年齢半分なんですよね……。
IHでお湯を沸かして珈琲をつくったのですが、その横で電気ポットのお湯でお茶を淹れているご婦人がいました。ぐつぐつ沸きたてでは、お茶は温度が熱すぎてよくありません。
二人で電気ポットのロック解除のしかたに気づかずまごついていると、「うちのと同じなので」と言い、その若い女性がさっとロック解除します。
知識も行動も旧式ということでしょうか。
たしかに手で淹れる方法なんて知らなくても珈琲は飲めますしね。だいいち赤貧の家には10年以上経ってもいまだに電気ポットすらありません。
金も無けれど死にたくも無し。赤貧もいまや社会の害虫。困ったものです。