松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

大谷政吉商店の佃煮

https://www.tsukudani.jp/products/detail.php?product_id=35

f:id:bifum:20190218185214j:plain

赤貧が個人事務所時代に知ったものの一つに、大谷政吉商店の佃煮があります。
前の職場を追い出されるちょっと前に、穴守稲荷神社にはじめてお参りしました。お参りした翌日、銀行口座に多額の入金があり、そのお礼に境内整備工事の奉賛金を納めさせていただいたところ、お返しに入っていたのが「御神饌」と書かれた浅炊きあさり佃煮の小袋でした。
神棚にお供えしたあといただいたのですが、いわゆる「しぐれ煮」と違う柔らかな味付けに驚き、自分でも注文してみることにしました。

HPからあさりの佃煮を3種類注文してみて、そのなかでいちばんしっくりきたのが、昔ながらのしぐれ煮(あさりしぐれ)でした。お店としては浅炊きのものを推している(御神饌として提供しているし、なんと言ってもモンドセレクションですしね)わけですが、技術力は、比較しやすい昔ながらの味付けに出ます。ご飯にぱらりとのせて、水を加えて煮立て雑炊にすると、じつによい感じです。
商品を知った当初は、あさりしぐれの羽田空港での取り扱いがありませんでした。手に入れるにはJR川崎駅から路線バスで移動し、羽田神社近くの工場直売所で多めに買い込んで、ふたたび路線バスで羽田空港に向かうか、10分ほど歩いて京急大鳥居駅に向かう必要がありました。いまはあさりしぐれも羽田空港第2ターミナル内の売店で取り扱いがありますので、格段に入手しやすくなりました。
とはいえ、もともと上京する回数が減少していますから、年に一度は、宅配便を利用します。
あまり日々の贅沢ができない赤貧ですが、たまにはこういうものも良いと思います。