美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

雁の寺

雁の寺(全) (文春文庫)

雁の寺(全) (文春文庫)

 

 水上勉さんの名作です。急に読み返したくなり、文春文庫の電子版で読んでいます。ずっと「みなかみつとむ」だと思っていたのですが「みずかみつとむ」が正しいそうです。wikipediaによれば、晩年に名乗りを変えたとのこと。
先日まで「サピエンス全史」を一生懸命読んでいたのですが、面白いけれどアタマが疲れます。このあと同じ作者の「ホモ・デウス」を読みはじめるまえに、しばらくリハビリがてら、水上勉さんの作品で休憩します。
もともと人間の感性がふるいのか、水上勉さんや立原正秋さんといった、昭和40年代の作家の文章がもっとも拒絶感なく読めます。いまさら若ぶってもしょうがないし、脳がもう老化しはじめているのだとあきらめるよりほかはないのですが。