美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

城島酒蔵びらき

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16日、今年も城島酒蔵びらきに行きました。

途中聞こえてくる西鉄社員さんの会話によると、今年は路線バス40台体制で三潴駅大善寺駅からメイン会場までシャトルバスを運行するとのこと。年々派手になるいっぽうです。

といっても、赤貧の行動はあまり変わりません。

立ち飲みコーナーをさらりと巡回してほかの酒蔵の味をたしかめ、例年どおり「花の露」と「比翼鶴」の期間限定生原酒を一年分入手します。

赤貧は安いウィスキーを水割りにして呑むことが多く、日本酒はあまり呑みません。また、呑むとしても紙パックの安いものばかりですから、ちゃんとした瓶詰の日本酒は4合瓶4本もあると一年分どころか、余ります。

両方の酒蔵で試飲しましたが、どちらも原酒らしいカドと濃さと甘みがあり、少量で満足できるものです。

さいきん或る酒蔵の営業課長さんと話をすることがありましたが、近年の傾向として「呑み飽きない酒」を目指して、酸度を高めに設定する酒蔵が多いとのこと。

この両方の蔵は違います。そんなわざとらしい味付けはしません。そこが良いところです。

たしかに酸度が高いと味に立体感が出て呑み飽きないかもしれませんが、良いお酒は、最初の一口だけで良いのです。胃袋に入ってアルコールがまわりはじめたら、味に対する感性はすっかりなえてしまいます。高いものをどんどん消費してもらわないと営業的には問題でしょうが、呑んでも味がわからないのに高いものを胃に流し込んでもしょうがないではありませんか。

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実は冷蔵庫のなかに、2017年製造と2018年製造の「比翼鶴・今朝しぼり」が未開栓のまま1本ずつ残っています。今年のものが一番左で、一番右が2017年製造のもの。見比べただけで色合いに違いがあるのがわかります。

この「今朝しぼり」は、1年冷蔵庫で寝かせたあたりでさらに濃醇な味わいになり、とろっとしてきます。正月に神棚にお供えしたり、お屠蘇をつくるのは、この1年ものが最高です。このあたりがピークで、もう1年越すと、いやな匂いが出てきます。そうなる前に、ほんとうは呑みきる必要があります。

今年の新酒を手に入れたので、右端の2年ものは、心おきなくいただこうと思います。

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まず、花の露の純米吟醸生原酒を開封して、冷酒のグラスで神棚にお供えしました(赤貧の本名が載っているところだけ黒で塗りつぶしています)。こちらは比翼鶴と違い、早めに開封して香りを楽しみながら少しずついただくのが正解です。

今年も美味しいお酒に出会えますよう。