能勢妙見や八代妙見宮などと並ぶ妙見信仰の聖地として名高い秩父神社ですが、遠くてこれまで行ったことがありませんでした。やっと昨年12月末に、40過ぎてはじめてお参りすることができました。
社殿と天神地祇社の雰囲気の良さに驚いたのですが、そうめったに行ける場所ではないのだから、御神札をいただいておけばよかったと後悔しました。
いろいろ思案した結果、3日、秩父神社に再訪しました。
午前5時半にホテルを出て、穴守稲荷駅から京急線・山手線経由で池袋に出ます。
西武池袋駅でまずnimocaで特急券を買い求め、特急乗り場に行く前にトイレを探します。
……ところが、なかなか見当たりません。ウロウロしてホーム階の階下にトイレを発見します。慣れればすぐ判るのでしょうが、これって一見さんには厳しいのでは……。
飯能駅を過ぎると、ちらほらと屋根に霜がついている家を見かけるようになります。横瀬駅の手前あたりからは、線路の法面に雪があります。横瀬駅に停車中見えた武甲山は、うっすらと雪化粧でした。
前回もちらと見かけてそれがなにか判らなかった秩父神社の御旅所をまず訪れます。御旅所は、お祭りの際に神様が立ち寄るとされている場所です。
御旅所から参道を抜けて、秩父神社に到着します。楼門をくぐり、まずお稲荷さんに手をあわせます、諏訪社、豊受宮と手をあわせ、社殿の背後にある天神地祇社に着きます。天神地祇社は全国の一の宮の御祭神を祀る場所です。赤貧が正月元旦お参りに行く高良大社(高良大神)もおられます。
少しでも全景が入る角度はないか赤貧がiPhoneを構えて試行錯誤していたところ、見知らぬ若者が天神地祇社の中央に歩み出て、お参りをはじめました。その背後からさっと光がさしこみ、凍っていた地面に反射して全体が輝きます。急いで1枚撮影し、その若者のあとに赤貧も手をあわせます。
社殿の彫刻は前回もほれぼれしてしまいましたが、今回あらためて見ても新鮮な驚きがあります。左甚五郎作といわれるつなぎの龍に、北辰のフクロウもなかなか可愛らしく、ちょこんとしています。どれもなにかを感じる作品ばかりで、この彫刻に携わった人たちのすごい力量を感じます。
さすが秩父はウィスキーの蒸留所がある街だけあって、奉納されたお酒にも洋酒の樽があります。以前この日記でもふれたとおり「秩父ウィスキー祭」というイベントがあるそうで、いずれの日か、演奏会のついでに秩父を再訪して、このウィスキー祭りに参加してみたいものです。
最後に、社務所にて神棚の御神札をいただきました。次に来るときまで、大事にお祀りしたいと思います。
ニッカが日田から撤退していなければ、九州でもこういう催しがあったはずなのに……残念です。