上京するたびに立ち寄る店となった「杉作」に、今回は2日と3日の両日、立ち寄りました。
今回も、牛タン定食をいただきました。
2日、最初に行った羽田空港内の牛タン屋と違い、白菜漬けが少し酸味のある絶妙な漬け加減で、ご飯がどこまでも美味しくいただけます。むろん、空いた時間ということもあって、牛タンそのものの焼き加減もじつに絶妙です。しっかりと表面は焼けて、中から出てくる汁は薄味ながら旨味のつよい、これぞ牛タン焼と思えるもの。
3日、カルッツかわさきで行われる「名曲全集第145回」の開場時間は13時半で、京急川崎駅に着いたのが12時半すぎでした。まだ時間的には大丈夫だろうと見当をつけて、前日訪れた「杉作」でもう一回、牛タン定食をいただきました。再訪するのが確実なのは、12月の第九のときくらいですから、食えるときに食っておかねば……。
この店は、焼き手が2人居ます。初日は若いかたのほうだったのですが、2日目の年配のかたのほうが、外側の焦げが少なく、噛みしめると汁が多く感じます。ただ、当然ながら初日のほうに比べて早く皿に肉汁が逃げていくため、肉汁を白菜漬けなどにからめながら、ていねいに食べる必要があります。
同じ店で一緒に働いていても、焼き加減はかくもシビアなものだとつくづく感じました。どちらも美味いのですが、ちょっとしたこだわりが食感と汁の垂れ具合の違いとなってあらわれます。難しいですね。