松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

黄色や金色の弊害

風水の本やネットなどで「黄色や金色は金運によい」とよく目にします。黄色や金色の財布が売られていたりするので驚くばかりなのですが、なぜ金運がよくなるのかを考えれば、これらの色はいっぱい使えないことがわかります。
もともとの考えかたとして、風水にかぎらず中国伝来の占いは、おカネは奪い合うもの、という前提があります。草食獣ではなく肉食獣を目指すためには、黄色や金色を使うべしということです。
とうぜん性格はエグくなります。積極的に前に出て稼ぎ散財するイメージです。
それでもよいかどうかは本人が判断することですが、会社勤めのくせにやりすぎると周囲との人間関係や、取引先のイメージが悪化する可能性もあるので、気をつける必要があります。

むしろエグさ抜きで金運によいのは、黒や茶色です。もう少し厳密に言うなら、田んぼ、畑、花壇の土のような黒っぽい土の色です(工事現場などでみかける真砂の色や白い砂利の色ではありません)。黒は「腹黒い」という言葉もあるとおり、なにを考えているかわからないイメージがありますが、貯めこむ色、吸い込む色です。黒を基本にしつつ、ところどころで黄色を使うくらいでちょうどよいと思います。
トラ柄・ヒョウ柄が最強じゃないかって?じつはそうなのです。
あれは黄色が多すぎますが。