松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

さらに家相の話

池とか塀とか家相の話がつづきます。
こまかい部分ですが、いろいろとやりとりをしているので備忘録がわりにここにも書いておきます。
 
(1)
神棚の向きは東か南とさも常識のように言われていますが、赤貧はあまり気にする必要はないと考えています。なぜなら、実際の神社は必ずしも東や南を向いているとはかぎらないからです。背山面水といって、背中に山、正面に川・道というのが大原則です。町を注意して歩いてみると、神社も祠も意外なほど東や南向きではないことに気づきます。
赤貧は書斎の柱の位置的に背の高い本棚を納められる場所が限られていたため、その上に神棚を置いたので西に向いています。
それで現在のところ問題はありません。まぁ、前の仕事場を追い出されたり、痛風を患ったりといろいろあったのを問題だと言えばそうなのでしょうが……。
 
(2)
中廊下形式は基本的によろしくないとされています。
風水を考慮した住宅形式である四合院は、中央部に中庭があります。採光のためです。
中廊下で中央部が真っ暗というのを、家相では嫌がります。とはいえ、マンションや団地では中廊下スタイル以外は作りにくいものです。
解決策として、使わない部屋のドアは年中開け放しておき、廊下を暗くしないことです。夜は締め切ってもよいのですが、日中は各部屋のドアを開け放しておくことでずいぶんと良くなります。
少し収入に余裕があれば、在宅時は常時廊下の照明をつけっぱなしにしておくことでも構いません。とにかく、中廊下を明るくする工夫をすることです。
 
(3)
トイレは不浄の場所ですので、マンションや団地のように中央に存在するつくりは、あきらかに凶です。赤貧のマンションの間取りも、じつはトイレが中央部にあります。
理想だけを言えば、むかしの日本家屋のようにトイレと風呂場は離れにあるのがよいとされます。しかしいまどきの住宅でそんなことを言ってみても時代遅れと笑われるだけですから、なるべく家のはじっこに作ることだけを考えておけばよろしいかと思います。
赤貧も、最初マンションの間取りと実物をみたときはトイレの位置が気になったのですが、トイレの真上に24時間換気の換気穴があって、とくに問題があるという感じはありません。そういう意味では、きちんと対策をしていれば、現代ではあまり考慮しなくても良いのかもしれません。
 
あいかわらず間取りについていろいろと話しているのですが、考えればかんがえるほど難しいものだとつくづく思います。そしてそのパズルを全部解いたところで、この夫婦の子供たちが住み続けるとはかぎらないわけですし……。
ただ、このご時世に土地を買って建物を建てることができるというのはうらやましいものです。赤貧も多少はおこぼれにあずかりたいものです……。