秋篠宮さまのご発言は真っ当だと思うのだが、奇怪なのはコメント欄のひどさ。
お嬢さんの結婚相手の件を棚上げしてガタガタ言うな、という書き込みばかり。
なにかの間違いではないかとすら思えてくる。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai8/8siryou3.pdf
「大嘗祭等のことを細かに書くことが一面の理がないわけではありませんが、これはやはり信仰に関する点を多分に含んでおりまするが故に、皇室典範の中に姿を現わすことは、或は不適当であろうと考えておる」と、皇室典範制定当時の大臣が答弁しているのだから、きわどい性格のものなのである。
昭和天皇は内廷費の一部を資産運用して、息子の大嘗祭に備えていたという話もある。
敢えてきわどい解釈をして無理して国費で払うのか、それとも私的行為と整理するか、法律を改正するか。次は自分や自分の息子だとおもえば、こんなことくらいちゃんと整理してほしいとおもうものではなかろうか。
ポツダム宣言に「日本国国民が自由に表明した意志による平和的傾向の責任ある政府の樹立を求める」とあって、国民が天皇制存続を望む確信をもって昭和天皇は受諾の決断をされた。
拠って立つのは国民だという考えのもとに、秋篠宮さまも問題提起をしているのであって、それを自称保守・自称右翼の連中がとやかくいうことでもなかろう。誰も自分のやらされることがグレーゾーンでうれしいわけがない。
もう少し、どこに向かうべきか、議論を尽くしてあげるべきではないか。妙な前例踏襲が、結果として制度を殺しかねない。