美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

白角

サントリー ウイスキー 白角 700ml

サントリー ウイスキー 白角 700ml

 

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ひとむかし前は、ハイニッカを4Lペットボトルで購入し、空き瓶に移し替えて薄い水割りでいただいていました。ところがハイニッカの大容量ボトルが終売となってしまい、ハイニッカそのものも近所の酒販店で取り扱いがなくなってしまいました。
いくところがなくなり、いろいろな銘柄を試しているところですが、久しぶりに自腹で白角を買い求めました。
まだ赤貧が学生のころに登場した銘柄で、通常の角(黄角)と比較しても淡白な味わい、メーカーが宣伝するところの「淡麗辛口」を標ぼうした商品でした。
ウィスキーで淡麗辛口とはどういうことか?と最初は疑いもしたのですが、呑んでみればわかるとおり、食中酒として割って飲む前提でブレンドをつきつめた、という意味です。軽い香味のついたアルコールで舌を洗い、料理の味を引き立てる。要するに、日本酒メーカーが消費の主要目標としてきた晩酌需要を、ウィスキーでやってみようというものでした。サントリーの普及品はどれも晩酌需要を想定していますが、そのなかでもとくにウィスキー感を棄てる方向に舵を切ったように思えます。
このあたりが、ハイニッカなどと違うところです。
久しぶりに呑む白角は、やはり当時の印象とあまり差はありませんが、かなりアルコールの刺激が減りました。ブレンドが見直されたのか、たんに赤貧の舌がダメになったのかはよくわかりません。以前の「ローヤルを醸造アルコールで薄めた?」という印象は引っ込み、これならときどきカネを払ってもよいかな、という商品に仕上がっています。
さいきん、別にサントリー・レッドも購入してみたのですが、こちらはアルコールがきつく、割って飲むにもつらい(しかも翌日に悪酔いしてひざがだるくなる)商品でした。それと比較すれば、500円ほど余計に払えばまともに呑める商品が手に入るのですから、世の中、いくら赤貧でもケチりすぎてはいけないのだと感じます。