美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

凋落

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20日、赤貧は小倉でした。ポスターに可愛い女の子が起用されており、ふと見上げると、そこは河合塾北九州校でした。小倉に顔をだすようになって2年近く経つわけですが、いまごろ気づいたのです。赤貧は、ほんとうになにも知りませんね……。
同じ並びの隣の建物に、代ゼミが入居しています。小倉校は売却され違う学校法人の専門学校になりました。むかしは河合・駿台代ゼミの三大予備校と呼ばれていたものですが、すっかり凋落したものです。
赤貧は若いころ、代ゼミの福岡校に模試を受験したり、英語と数学と化学だけ受講しに行っていたことがあります。講義は高校で聴くよりはるかに面白かったのですが、教材は「?」でした。とにかくどの科目も講師を複数起用し、互いに人気と実績を競わせるスタイルでした。建物に入館したら玄関で磁気カードをとおすだけで、教室で点呼があるわけではありませんから、聴き比べて勝手に受講することも可能でした。おもしろいほど週によって受講生の数が変動するのも、これが予備校か、と驚いた記憶があります。
講師は受講してくれる生徒数と、生徒の家に届いたどこに合格したかのアンケートの結果に応じて給料をもらい、生徒も授業が面白くないと思えば切り捨ててほかの講師に乗り換えることができ、事務職員も学校というより企業っぽい感じで、恐ろしいほどドライな空間でした。妙なしめっぽさや強制がなかったのは、赤貧には気楽でした。
2014年に代ゼミは大量閉校して、現役高校生を対象として衣替えをはかったわけですが、実際のところ、どのくらいうまくいっているのでしょうか。西小倉駅前の建物のキャパを見るかぎり、あまり上手くいっている気がしませんが……。