美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

天神でクラシック 音楽プロムナードVol.31

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何年ぶりか忘れるくらい久しぶりに、福銀本店大ホール、もといFFGホールで九響を聴くことができました。
チェコオーストリア間を走る国際特急列車「レールジェット」の車両には、著名人の名前が愛称としてつけられています。そのなかに生粋の鉄っちゃんだったドヴォルザークさんの名前もあります。

youtu.beしかしこの「NO RAIL NO LIFE」とでもいうべき人生……。ここまでは、赤貧には無理です。

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オネゲルも「ほかのやつが女や馬を好きなように、私は(蒸気)機関車が好きなんだ」と宣言するような変態、もとい、鉄っちゃんです。この「パシフィック231」は、先輪2・動輪3・従輪1で構成された蒸気機関車のことで、アメリカではパシフィック型と言われます。この曲じたいは以前にも実演を聴いているのですが、機関車が巨体をゆっくりと動かしはじめ、やがて疾走しているのだということは感じるのだけれど、この音楽が2・3・1のパシフィック型機関車の音画なのかどうかは、しょうじき、まったく自信がありません……。ほかの車軸配置とは違うから「231」と敢えて題名にしているはずなので、違うはずなのですが……。

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※パシフィック型機関車については、このC57型機関車などが典型です。

肝心の演奏会ですが、ジャズ、映画音楽からクラシックまでさまざまなジャンルの音楽を集めてきた演奏会なのに全体に統一感があるのは、さすが秋山さんの手腕だと感じます。どれも手抜き感がありません。赤貧が秋山さんを知ったきっかけは、子供のころの「題名のない音楽会」ですが、黛敏郎さんの司会のうしろで、黙々と曲をこなす秋山さんの姿とダブり、感慨深いものがあります。

赤貧の隣に、JR九州の制服と制帽をかぶったかっぷくの良い男性がいました。(さすが鉄道音楽特集。変態がおるわ……)とチラ見だけしてあとは知らぬふりをしていたのですが、途中で舞台上に招かれ、なんとJR博多駅の駅長さんでした。オタクではなく、本物だったのです。たいへん失礼いたしました。

ほんとうに久しぶりの九響と福銀本店大ホールでしたが、おもったよりも良かったと思います。

ただ、開場待ちをしていて気になったのは、客層がいよいよ老齢化していることです。

東京や関西だとだいぶ年齢層に幅があるのですが……。課題があるような気がします。

天神でクラシック 音楽プロムナードVol.31 || 公益財団法人 九州交響楽団 -The Kyushu Symphony Orchestra-

天神でクラシック 音楽プロムナードVol.31
秋山和慶完全監修!鉄道と音楽
 
E.シュトラウスポルカ「テープは切られた」
E.シュトラウスポルカ「蒸気をあげて」
ロンビ/コペンハーゲン蒸気機関車ギャロップ
バーンスタイン/地下鉄乗車と空想のコニー・アイランド(「オン・ザ・タウン」より)
ヴィラ=ロボス/カイピラの小さな列車(ブラジル風バッハ 第2番より)
R.シュトラウス/交響的幻想曲「イタリアから」第4楽章「ナポリ人の人生」
C.ルスティケリ/映画「鉄道員」テーマ
坂本龍一/映画「鉄道員(ぽっぽや)」のテーマ
B.ストレイホーン/A列車で行こう
オネゲル/交響的運動 第1番 「パシフィック231」
ドヴォルザークユーモレスク 第7番
ドヴォルザーク交響曲 第9番「新世界より」第4楽章
 
指揮 秋山和慶
進行 高月晶子