美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

マンションにしても町内会にしても

さいきん、マンションの管理組合役員の選考と、自分が住む町内会の役員選考の両方に首をつっこんでおります。この赤貧の日記は今の仕事場にも管理組合にも町内会にも自分から白状していませんので、思うことを素直に。
役員選考に関わると、自分から「やりたいのでおぜん立てしてくれ」と言ってくるひとが必ず存在します。町内会長ともなると、市役所などの扱いが良くなりますから、日ごろ社会人生活で威張れなかったひとが、どうもちやほやされて喜びを感じたくなるようです。この傾向は退任時に顕著で、実社会でもそれ相応の地位まで出世したひと(または自営業で生き抜いてきたひと)は、さくっと任期で退任してくれます。なにも問題ありません。逆に、コンプレックスを持っているひとは、なかなか辞めたがりません。ちやほやされる立場になり、世間がいろいろと自分に教えを乞うようになると、よほど気持ちがよいのでしょう。
問題は、そういう「生きがい」を感じているひとから役職を取り上げてしまうと、数か月もしないですっかり落ち込んでしまうことです。酒呑みに周囲を誘うタイプはまだ救いがありますが、純粋に落ち込み、世間から途絶していくタイプのひとは、みるみるうちにげっそりとしてきます。役員の選考というのはじつに因果なものです。
赤貧は、食いっぱぐれないだけの資産があれば、出来るかぎり社会からひきこもりたいほうなので、役職病にかかるひとの気がしれません……。
赤貧の理想は、前々から何度も書いているとおり、山中に山と畑をひらいて栽培した茶の実からとった油で松煙墨をつくり、燃した茶の実殻と仕入れた白檀・丁子で線香をつくって、この2つを年金の足しにする生活です。ひとに会うのは、宅配便で商品を預けに行くときと、車に給油に行くときくらい。
足に水*どころか、身体に苔が生えるかもしれません。