美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

栗を茹でる

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駅前のレッドキャベツで栗を売っていたので買ってみました。栗は炊飯器で炊くのが最も手軽です。炊飯器で白く粉を吹いているのは塩です。
昨年までは、栗を神棚にお供えするときは生のままお供えしていました。

先日、仏式と違う作法を考え出さないといけなくなったため、明治になって考え出されたのが、神様に野菜を生でお供えする方法であり、江戸時代までは一般家庭ではふつうに人間が食べるようにして(つまり煮炊きして)いろいろとお供えしていたのだと知りました。
赤貧も知った以上はそれにならうのが筋というもの。むかし祖母がやっていたように、多めに塩をいれて茹でます。塩は味付けという要素もありますが、塩を入れることで沸点があがり、虫食い部分の色が変わり見分けがつきやすくなるという利点もあります。現代のように、虫食いのひとつも見逃さず選別され、品種改良ですぐ柔らかくなる栗にここまでの塩は不要かとも思いましたが、神棚にもお供えするものですから、ここは古式でやろうと思います。
(注)実際に食してみると笑いが出るほど塩気がつよすぎました。むかしと違います。塩はほんの少しでよいようです。