美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

サントリー・レッド

 

サントリー レッド 640ML 1本

サントリー レッド 640ML 1本

 

 

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サントリーのウィスキーは、高いものは高いなりの味がするのですが、安物はあまりほめられたものではありません。むかしから赤貧はそう思っていました。
普及品で飲めるのは白角くらいではないでしょうか。
いまやハイボールの定番品となった角瓶でも、いまのものは美味くありません。むかしに比べて味が変わった気がします。ハイボールや薄い水割りにしてしまえば、味の差はわかりませんが、ストレートで舐めてみると、口のなかにひろがる匂いが違うので、わかります。
白角は、以前「端麗辛口」と表記されていたように、わざと若い原酒で割り香味が薄くなるよう調整されたものです。「メシの邪魔にならない酒」をどうとらえるかは各社の考えかたですが、少なくともサントリーはこういうかたちで答えを準備したわけです。白角の廉価版が、一時期売っていた「膳」で、こちらはあまりにコストを絞り込みすぎた結果、まったくもってお話になりませんでしたが……。
……というわけで、あまりサントリーの普及品を評価していませんが、コンビニの閉店セールでレッドを手に入れることができました。コンビニ照明の下、ずっと陳列されていた商品であることを考えると、相当劣化しているのではないかという不安もありましたが、久しぶりに味を確かめる意味もあって買ってみました。
ほんらい、レッドはハイニッカの競合商品という位置づけらしいのですが、香味という点ではまず勝負になりません。薄いのです。とうぜん、水割りにするとさらに香味はなくなります。赤貧が学生のころ、ウィスキーは高いため苦肉の策として、ホワイトリカーを1:1で混和し、水増しして飲んでいましたが、ちょうどあんな感じです。
バーボンっぽい雰囲気を感じつつ、なんとなくハイボールでいただくのであれば、これはこれでよいかもしれません。ただ、もっとちゃんとした香味の輸入物がもう少し出せば手に入るご時世、敢えて選んでこの商品を愛飲することはないと思われます。