松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「残りの雪」

P+D BOOKS 残りの雪(上)

P+D BOOKS 残りの雪(上)


P+D BOOKS 残りの雪(下)

P+D BOOKS 残りの雪(下)


これも久しぶりに再読しています。この作品のさいごのほうで、化粧坂をヒロインがのぼって行く場面があります。
大学を卒業するころ、どのような場所か見たくなり初めて行ったとき「これを和服で登るのか?」とあまりのごつさに驚いた記憶があります。
考えてみると、あのころにそれを感じたということは、あれから20年以上経っても同じものをあいかわらず再読しているということです。よほどひととして進化がないということなのでしょうね……。決してよいことではありません。