松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

当然と言えば当然。どこに文句が?

4割の客の運用損益がマイナスということは、逆に言えば6割はプラスなわけで、それでもすごいことだと思う。そもそも運用損益のマイナスが2割の銀行というのは、むしろ何を売ったらそうなるのだろう?と少し疑問。NYダウ連動のインデックスファンドばっかり売っているのだろうか。
赤貧も、トータルではプラスだが、新興国株、先進国債券はマイナスで、REITと先進国株(実態はほぼ米国株)でプラスになっている。景気は浮き沈みがあって当たり前だから、マイナスになった時こそ買い増し時なのだけれど、どうも常に右肩上がりでプラスになるようなもんを売れ(あるのか?)ということなのだろう。
30年前の郵便局の定期預金かなにかと、投資信託を勘違いしているのではなかろうか。
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https://www.asahi.com/articles/ASL945KGLL94ULFA01K.html
 
メガバンクの投信、4割の客が損失 2割台の銀行も
(略)
メガバンク投資信託を買った個人客の4割が、今年3月末時点で損失を抱えていることがわかった。運用成績の透明化を求める金融庁の意向に沿って各行が開示した。開示の動きは証券業界でも出ており、今後、投信の販売会社を選ぶ参考になりそうだ。
 
各行が、自行の窓口で投信を買い、今年3月末時点で保有している顧客の運用成績を開示した。運用損益がマイナスとなり損失を抱えたのは、三菱UFJ銀行では全体の42%、みずほ銀行では46%、三井住友銀行は「約4割」としている。
 
メガバンクの開示に先立って、金融庁が国内の大手と地方銀行計29行の3月末時点の運用成績を調べたところ、全体の46%の顧客が運用損失を抱えていた。メガバンクが今回開示した成績は平均並みといえるが、金融庁の調査では、運用損失を出した顧客の割合が2割台の銀行もあった。
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